第2回鳴門市地域福祉計画等策定市民会議を開催しました


投稿者:吉井 一貴
 平成29年1月22日(土)13時30分より、鳴門市のうずしお会館において「鳴門市地域福祉計画等策定市民会議」を開催しました。
 2回目となる今回の市民会議は、市民会議委員を主体とした計画策定のプロセスにおいて必要となる知識や、技術等を習得するための研修会として位置づけました。
 また本研修は、市民会議委員が各地域で今後開催される地域座談会に、どのような意識をもって臨み、どのようにして地域住民の声を聴き出していくのか、またそこで集約された意見や要望を、どのように分析し計画化していくのかについて学んでいただくことを研修の目的としました。

 まず、合同研修では、富山大学の野田秀孝准教授に「座談会とは」というテーマで講義をしていただきました。地域座談会における住民参加の意義や、必要と需要の違い、質的ニーズを把握するための座談会であることなどを、講義を通して委員全員に共有してもらいました。

合同研修のあとは、市民委員には市民研修を、市・市社協職員には職員研修を受講いただくこととし、それぞれ別会場にて講義及び演習を受けてもらいました。

 市民研修では、大谷大学の安田誠人教授に「市民委員の役割」というテーマで、地域福祉計画等における市民委員の果たす役割について講義をいただき、その後、「市民の声を引き出す技法~コミュニケーション演習~」を受けてもらいました。これまで面識のなかった市民委員が、互いに楽しそうに会話している場面が垣間見られ、とても賑やかな演習となりました。

 職員研修では、合同研修に引き続き野田先生に講師を務めていただき、「地域福祉計画と地域福祉活動計画の一体的策定の意義」や「職員の役割」、「地域座談会の内容を計画に盛り込む技法」について講義をしていただいたあと、委員にはグループ別にKJ法による模擬演習を実践してもらいました。こちらの研修会場では、意見を集約し分類する難しさや今後の重責を感じている委員が多かったように思います。


 次回の市民会議は平成29年2月5日(日)の13時30分から、同じくうずしお会館で開催する予定です。
 傍聴は自由ですので、ご興味のある方は是非お越しください。

鳴門市役所社会福祉課 吉井
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