那賀町見守りネットワーク研修会


投稿者:湯浅雅志
去る12月17日に那賀町見守りネットワーク研修会が開催されました。
那賀町では、認知症サポーターを積極的に養成している事業所への表彰制度を創設し、16事業所を「認知症サポーター協力事業所」として表彰しました。
その後、福岡県大牟田市より、大牟田市ライフサポート研究会の梅本委員をお招きし、「認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して ~私たちにできること、小さなことから大きな未来へ~」と題してご講演いただきました。
この会は、認知症等の見守りネットワーク協力事業所の連絡会も兼ねており、建設会社や銀行など福祉以外の事業所も参加してくださいました。

那賀町では、認知症対策として見守りネットワークシステムの構築を目指しています。
具体的には、住民の方々が気になる方を見かけた時に声かけができたり、地域包括支援センター等に気軽に連絡できることを目指しています。

そのために、認知症理解の啓発活動として、認知症サポーター養成講座を積極的に行っており、おかげさまでサポーター2,000人に届きそうですが、その内訳は半数が70歳以上と、若年世代への啓発があまり進んでおりませんでした。
どうしても、仕事をしている世代は夜間や休日も何かと予定があり、中々認知症サポーター養成講座を受けようという時間確保が難しいようです。

個人が無理なら、事業所にお願いしようと、ある方からお知恵をお借りしてできたのが、「認知症サポーター協力事業所表彰制度」です。

具体的には、那賀町見守りネットワーク協力事業所であり、かつ一定数の認知症サポーターになっていただいた事業所(従業員10名以下の事業所は全員、それ以上は8割)に、「認知症サポーター協力事業所」として、町より表彰させていただき、町広報等に掲載し、一つの社会貢献の在り方を提案させていただき、広めていきたいと考えております。

来月は、旧木頭村で認知症見守りネットワーク模擬演習や中高生を対象とした認知症バーチャルリアリティ体験やを行う予定です。
本学会にご賛同頂きました団体会員の皆様

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