認知症見守り体制の広域化


投稿者:白山靖彦
認知症の行方不明者が3年連続で最多数を更新しています.当日中に発見できれば生存率は8割以上,翌日になると6.4割にまで下がり,5日でゼロになるという調査結果もあります.しかし,捜索態勢が市町村単位である場合が多く,初動捜索の遅れも指摘されています.そうした中,捜索態勢が市町村の垣根を超え,より広域化することが可能になれば,救える命を救うことができると.その対策として厚生労働省の予算にも約5,600万円が盛り込まれたそうです.
具体的には、
・市区町村を超えた広域での発見や通報などの模擬訓練の実施
・都道府県が会議を設置し,取り組みが遅れている地域の課題を共有
などの際に、国が費用の半分を補助するのこと.

現在,当学会の会員も認知症見守り・捜索をメーリングリストを活用し,警察・県との連携を模索しているところです.ただし,個人情報の問題など,クリアしなければならない課題もあり,皆さまのお知恵を是非お借りしたいと考えています.個人へダイレクトにいつでも捜索願いが発信できるシステムは,当会の強みであり,こうした体制に寄与することができたらたいへん素晴らしいです,!(^^)!.いくつかの都道府県ではICTなどを活用して先進的に取り組まれているみたいですので,下記ページをご参考に

安心介護HPより ↓
https://ansinkaigo.jp/press/archives/6720
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