健康寿命について


投稿者:白山靖彦
健康寿命(Health expectancy, Healthy life expectancy)とは,日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことで,2000年にWHO(世界保健機構)が提唱したものです.今回,日本全体と四国4県の違いを比べてみました.男女でも違いますが,四国は,全国平均に比べて全体的に低値になっています.

健康寿命を延ばすことで,医療や介護給付費の抑制に繋がりますので,そのためには介護予防が重要であることは皆さまもご存じだと思われます.しかし,介護予防だけで健康寿命を延伸することが可能かどうかは,明確な要因はよく分かっていません.生活習慣や残歯数,また,社会的に孤立しない,など,社会との関わりも大きく影響するといわれています.地域包括ケアシステムは,こうした健康寿命の延伸にも効果を発揮する施策として注目されており,より具体的な取組みを必要としています.

多くの会員の皆様から,こうした事例が紹介されることを希望しておりますので,お気楽に記事提供して頂ければと存じます.
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