徳島県南部地域ケアマネ連絡会


徳島県南部地域ケアマネ連絡会20017年度事業計画
投稿者:湯浅雅志
2013年県南部でも事例検討会の機会を設けたいと,相談がありました.

隣町の地域包括支援センターで働く主任ケアマネです.当時事例検討会は徳島市内で、平日の夜間に行っているため,遠方から参加できる人が限られてしまうという現状がありました.

早速訪問して話を聞いたところ,開催に対する希望よりも不安の方が大きいことが分かりました.
そこで急きょ,即興でミニ事例検討会を行い,地区のケアマネに見ていただきました.
でも,やっぱり難しいそうとの意見が多かったので,検討会を行う前の事前勉強会を提案し,参加を希望したケアマネ11名を対象に一年かけて行いました.

日本女子大学の渡部律子教授の著書『基礎から学ぶ気づきの事例検討会』を教科書に,隔月で全5回開催しました.
冒頭の20 分,くじ引きで当たった人がテーマに沿って講義を行い,その後メンバーが各自の支援を振り返りながら意見交換を行います.お互いが話しやすいよう,5名程度の小グループに分ける.
「相手を非難しない」「肩書や立場を忘れる」「思い込みを捨てる」等々,ルールを決めて行うなどの工夫もしました.

結果,メンバーは実践に際して理論や方法論を当てはめて考えるようになり,自己覚知も進み,良い所や苦手な所をはっきり示せるようになりました.

やがて,参加者全員が「事例検討会を行ってみたい」といってくれるようになったのです.
知識やスキルを身につけるよりも,同じ目標に向かって勉強することで連帯感ができたようでした.

その後,2015年度からこのメンバーが中心となって,美波町・牟岐町・海陽町・那賀町,各地域包括支援センター持ち回りで合同の事例検討会を展開しています.

勉強会から5年目に突入しました.昨年度より,事例検討会だけではなく,ピアグループスーパービジョンや課題整理総括表などの研修など,参加者からの要望があった研修も取り入れたり,主任ケアマネの連絡会も行っております。

昨年度の平均参加者数は28名

先日の事例検討会入門セミナーを皮切りに今年もスキルアップに励みたいと思います!
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