若年性認知症


投稿者:白山靖彦
認知症者がそう遠くない将来に700万人を超える,これは厚生労働省がすでに発表しています.しかし,多くの方は,認知症は高齢者の問題だとお考えではないでしょうか.実は調査の結果,65歳未満で発症する若年性認知症の方々が全国で3万7千人,徳島県では推定360人いることが分かりました.徳島県では,認知症総合支援事業のひとつとして「若年性認知症施策の強化」が推進されています.本日11月24日(木)も県庁にて,医師や福祉関係者,そして企業関係者20名ほどが集まり,勉強会を開催しました.今回は2回目であり,特に企業で働く若年性認知症者の事例の紹介があり、活発な意見を交換しました.その中で,①医学的診断(診断前の状態把握から円滑な診断への移行など)②就労支援の方法(すでに会社に勤務している人が若年性認知症になった場合と,これから新規に就労する際の環境づくりなど)②居場所づくり(認知症カフェなど)が話し合いの主な観点でした.今後は,すでに若年性認知症を発症した方や,突然発症してしまっても,住みつづけれる地域,働きつづけられる社会づくりを目指し,中身の濃い勉強会になればと思います.
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