植木鉢の変化...


投稿者:白山靖彦
2012年から2015年に,地域包括ケアシステムの象徴とされる植木鉢の姿が変わっています.間違い探しのようですが,理由があります.
1つは,介護予防と生活支援を一体化した.2つには,保健・福祉を重要な要素として位置づけた.3つ目は,本人の選択が優先される,ということです.

特に3つ目は大きな変化です.最後まで住み慣れた地域で,を実現するために本人の意思をもっとも優先する.とはいいながら,家族の意思で施設に入ったり,病院に入院された方も多いと思います.いわゆる意思決定支援の定式化(意思決定を支援する仕組み)をつくることが先決でしょう.

「わたしは,自宅で死にたい」でも「親は,自宅で看取れない」という相反する矛盾をどう解決していくか,この問題に対しても我々のような研究者が,より深めていくことが重要かもしれません.リビング・ウィル,事前指示書など,一度はお聞きになったことがあると思います.それが本人の選択を反映し,真に自己決定されたものなのか,意思決定支援でどういった要素が必要で,どのような手順で進めることが適切なのか.こういった問題も是非,学術集会で議論したいと思います.是非,ご参加ください.

わたし所の院生さんも高次脳機能障害のある方の意思決定支援に関する研究を追いかけていて,ポスター発表すると意気込んでいます,(笑).
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